あらゆる業界、あらゆる商品、あらゆる働き方においてスペシャリティは存在する。« Back to Glossary Index
しかしその地位はけっして永続的なものではない。ある時期にスペシャリティであったとしても、時間の経過に伴い必ずその価値は減じていき、コモディティとして転落していく。
スペシャリティになるために必要なのは、これまでの枠組みの中で努力するのではなく、まず最初に資本主義の仕組みをよく理解して、どんな要素がコモディティとスペシャリティを分けるのか、それを熟知することだ。
その理解がなければ、どれだけハイスペックなモノやサービスを生産していても、コミディティの枠に入れられ、一生低い賃金に留まることになるだろう。
(滝本哲史『僕は君たちに武器を配りたい』)
スペシャリティ
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