二〇一七年からは富裕層の海外資産を把握するため、国家間の「自動的(税務)情報交換制度」がスタートした。二〇一八年九月の時点で百一の加盟国と地域が初回の情報交換を終え、これから毎年一回ずつ情報交換を行うという。各国の国税当局の包囲網は絞り込まれつつある。海外への"資産フライト"を続けてきた富裕層の実像がようやく形を現すのか、それとも新たな租税回避策が生まれるのか、カネの時代が大きな転換点を迎えている。« Back to Glossary Index
(清武英利『プライベートバンカー 完結版 節税攻防都市』)
自動的(税務)情報交換制度
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